【le livre / le memorial】 15年実践記を読了しました。 【PSYの最大の弱点】

インデックス投資クラスタのインフルエンサーによる
実践記(2018/1/21エントリ)をついに読了しました。
著者のBlogでのエントリはコチラ
梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(2017/12/6付け記事)
PSY婦人が、インデックスファンド(ETF)を通じた資産形成に着手したのは、
ニッケイヘイキンズがリーマンショックや東日本大震災から回復基調にあった
2012年秋ごろからで、
その後、金融商品との付き合い方の新書(例:2013/10/13エントリ)とか、
行動経済学の本(2015/10/25エントリ)とか、
パッシブ運用のハードカバーも数冊、読みはしましたが、
端的に言えば、
実践記著者のブログに特集されていた、
「インデックス投資の具体的方法8ステップ」を読んだだけの、
型から入った状態で6年弱経過しています。
相場が騰がった時に
「リスク許容度」の確認を、というエントリが
定期的に揚がる理由、
「リスク許容度」はどうやって測定するの?
外国債券クラスを組み入れない理由、
大暴落を迎え撃つための
資産配分の管理の考え方及びそのやり方、
そもそも、株式投資の本質って何?
マルキール先生(2016/7/17エントリ)/
エリス先生(2015/6/14エントリ)/
シーゲル先生(2014/11/23エントリ)、
アメリカを本拠地とする大先生方の本どおりにやろうとしても、
どうしても人生マルドメの人間が
ドメドメでやろうとすると
無理が出てくる(心細い)部分があって、
(ドメ=domesticの意味)
他の資産形成中の人々は、
どんな工夫しているんだろうか、
先生方の本に出てくる用語に抵抗感はないのだが、
小学校6年生くらいの
いとこの子に説明しようとする場合、
どのように説明したら彼ら(彼女たち)は理解できるだろうか、と
一人悶々と悩んでいた事柄について、
田舎住まいで、
週末に東京に出ると、
月曜朝にガス欠を起こしてしまう程度に基礎体力がなく、
対人関係の形成に難ありの障害を抱える人間にとっては、
嗚呼、そういう理由だったのか、と
思わず膝を打つ事柄がたくさん書いてありました。
投資額が少額のうちに
大暴落を経験していない、というのは
PSY婦人にとって弱点でもあり、
メインにしているVTが予想外好調なこともあって、
騰がり続ける相場はない(あったとすればそれは金融詐欺)から、
後は下がるだけなんだよなぁ…、
現状では、リスク(ボラティリティの意味)を
取りすぎているというのは、
薄々勘づいていたが、
ではどのように調整をすればよいのか
判らない、
ならいっそ売ってしまえば楽になれるのか?
と悶々と一人で浮かない顔をしていました。
リーマンショックで
投下資本の50%超が㌧でしまう修羅場でも
(38年間証券会社で勤め上げた大江氏の経験知によると、
10年に1度くらいの頻度で発生する(らしい))
相場に居座り続けることができた人の
具体的な額とか率が書かれている実践記は、
暴落相場での覚悟として、
茫洋としたものではあっても、
イメージを形成することに役に立ちました。
これからインデックスファンドを通じた資産形成を
少額から始めようとする人向けに書かれた本のようですが、
型から入って、その後大暴落を経験せず、
ぬるま湯相場の中で
NISAが始ったり何のかんのあって、
ある程度の金額を
値動きをする金融商品に
結果的に突っ込んでしまっている
(値動きの意味でのリスクを背負っている)
PSY婦人のような人間が、
相場に居続ける限り
避けることができない大暴落を迎え撃つ、
大暴落をやり過ごすために役に立つ工夫を
1500円+消費税で提供するというのは、
すごい時代になったな、と思いました。
自ら情報を使うだけよりは、
情報を人に売ることのほうがはるかに実入りがよくなった時代ですから、
やろうと思えば、月額数百円のメルマガ配信事業で情報を小出しにして、
さらに情報が欲しい人は…、とする方法は、
十分選択肢としてあり得たと思います。
この本を読んで手当てした事柄は
個人向けJGB変動10を買い増し、給与天引きの積立預金の額を増額、
「ウォール街のランダムウォーカー」と「敗者のゲーム」で、
特に必要と思われる基本的事柄の部分を読み直しに御座います。
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